HOME ≫心のお天気 ≫つらい感情・気分が生まれてくるしくみ(認知行動療法)
下の図は、あなたの今抱えているネガティブな気分や感情、身体の状態がどうして生まれてくるのかを説明したものです。
たった今のあなたの心が苦しくて不安で整理のつかない状態なら、この説明を読み進めるのは少ししんどいかも知れませんね。でも、私なりにできるだけわかりやすく認知行動療法を用いて解説しましたので 無理のない程度にゆっくり見ていってください。今が無理なら、あとでまた覗きに来てくださると嬉しいです。
カウンセリングルームには、いろんなことで不安や哀しみ、孤独、空虚感などを感じ、心の整理がつかず困っておられる方が多く来られます。
「カウンセリング」というと クライエント(来談者)が悩みを相談し、それをカウンセラーが主に傾聴という形で受けとめる・・・どちらかというとカウンセラーの受身な姿勢を思い浮かべられるかもしれません。
しかし、この認知行動療法は、クライエントが抱える問題を二人で一緒に見つめ、どうすれば光を見出せる心の姿勢が築けるのかを考えていきます。悩みを抱える人は、事実を歪めて捉え、その歪んだ考えをあたかも事実のように思い込んだり、事実を大げさに捉えたりすることで苦しみを生み出していることが少なくありません。それをカウンセラーの客観的な目で捉えなおし クライエントへ問いかけます。そのことでクライエント自身がその歪みに築き、長年培った心のクセから解き放たれるというプロセスを辿ります。イメージされているカウンセリングよりも積極的介入かもしれません。どんなペースで、どんなことを、どんなふうに進めていくのか・・・これはクライエントとカウンセラーの話し合いで決められます。どちらかの一方的なものではなく、問題に対して二人三脚でチームを組んで取り組むという協力体制が特徴の心理療法です。これは主に“うつ”の方に効果があるといわれていますが、私はこの療法について、症状の重い方でなくても日常の悩みなどにも使える便利なものだと捉えています。
例えば、あなたが、ストレス(精神的に不快な状態)を感じるような出来事が起こった時のことを想像してください。
この図は、認知行動療法で用いる相互作用モデルと呼ばれるものです。
あなたの内面の見取り図だと考えてください。
1.まずあなたはイライラ・不安・焦り・寂しさ・・・などの気分や感情を覚えるでしょう
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2.1番と同時に冷や汗をかいたり、心臓がドキドキしたり、頭の中が真っ白になったり、、、と
身体反応が起こることもあるでしょう。
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3.そして、それによって行動を起こすでしょう。
苛立ちのあまりドアを蹴ってしまうとか
「何も出来ない」とか、そういうことも入ります。
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4.そして、そういう状態がグルグルと頭、心、身体を巡ります。(上の図)
この循環も嬉しいことが起こった時は 良いのです。嬉しいことがグルグル頭を巡っても何の問題もありません。
ただこれがあなたをネガティブに導くことだった場合→悪循環となります。
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そうして、必要以上に気分が悪くなり(落ち込んだり、悲しくなったりなど)、
身体につらい症状となって表れる場合もあります。→不眠・頭痛・胃痛…など
これが、あなたのつらい感情や気分を作りだし、その状態からなかなか抜け出せない状態を作っている仕組みです。
★同じ出来事が起きても、とても不安になる人とそうでもない人がいます。
この違いがわかり、それをなんとかクリアできれば、ネガティブというトンネルから抜け出せる鍵が見つかりそうです。
気分(感情)や身体反応は、あなた自身でコントロールするのは難しいことです。
でも、あなたが何かを決めたり方向付けする中心になっている「ものの捉え方」の幅を広げたり、行動を変えてみる、、、というのは、練習しだいでできるものです。
こんなふうにストレス状態に反応するあなたの内側の状況を
1.認知(ものの捉え方)
2.気分、感情
3.身体反応
4.行動
・・・の4つの領域で捉え、そこに巡る悪循環をコントロール可能な認知と行動に切り込みを入れることで解消していこうとするものを認知行動療法と言います。
では、このような感情がどうして起こってしまうかについては、次のページへ