「本当に必要な力」のページに続いて、レジリエンス獲得には、何が必要なのかを私なりに綴っていきます。
レジリエンス(逆境に立ち向かう力、そこからの回復力・弾力性)は、もともとその人が持って生まれた力にプラスされる親子の信頼関係(愛着)の中で育つ力なのだと考えるようになりました。
子育てが「親自身の自分育て」と重なるのは、親の「人生へのスタンス」が子どもに大きな影響を与えると感じるからです。
「自分自身に期待し、信頼を寄せられること」と子どもへのそれとが無関係でないとすると、まず親が自分の人生をしっかり見据えることが必要になってきます。
その上で、子どもとの愛着関係を築く為には何が必要なのでしょうか?
「愛着」というのは、親子の間に関わらず親以外の家族、友だちとの間にも築かれるものです。
人間関係を深める時に必要なもの…それは、相手が自分に危害を加えない=安心・安全・温かい存在だと感じられるとこだと思います。
少々のことがあってもこの人は私を裏切らない、見放さない=そのままの自分を受け容れてくれる存在だという基本的信頼感を抱けることに他なりません。
心と体を大切に扱われ、欲求を満たされた経験を繰り返すことで安心感、満足感が得られます。
自分を満たしてくれる親に対し「安心感」から「くつろぎ感」を得、平安を感じることがで
きるようになります。
そして、
それがいろんなことに自らトライする積極性や興味へとつながります。
親との関係を通して他のいろんな関係を観ることができるようになります。
友だちを信じ、支え、頼りにし、それが友だちへの愛着へと発展します。
自分は人から信じられる、支えられる存在である。
自分も他者を信じ、支えることができる。
そんなことが自然と自信へとつながっていきます。
答えの出ないことを乗り越えていくのが人生だと考えると、他者との関わりやそれ以前に必要な“内側の自分との関わり”がレジリエンス獲得への重要なキーを握っていると強く思います。
※「内側の自分」についてピン!と来ない方はこちらのページを→自分の感覚
では、その力を親との間で育めなかったと感じている大人はレジリエンスを獲得することはできないのでしょうか?
そんなことはないはずです。大人は、それが育ってない…「だからしんどいのだ」ということを知り、それを育てることを意識した時から変化します。ゆっくり、少しづつかもしれないけれど自身を諦めないことで「しっくりこない自分」「居心地よく感じられない自分」が進化する道を辿れるのだと感じています。