決める時、選ぶ時、迷う時 (1)で書いた「快・不快の感覚」」「なんとなく○○な感じ…という感覚」というような あなた独自の感覚を磨く(意識する、気にかける)時、その感覚を鈍らせたり、邪魔したりする存在が出現すること があります。
それは、あなたを育てる役目をになった人の考え方のクセ、行動パターン、思考回路です。
養育者は必ずしも両親であるとは限りませんが、ココでは親という表現で書いていきます。
何かを決める時、選ぶ時、迷う時 無意識の内に
●親ならどうするかな?
●親がこうしていたから、、、こうしよう
●親に聞いてから 結論を出そう
…などと、自分の考えそっちのけで 親の考えを優先してしまう傾向のある人は、下記を読み進めて頂けると嬉しいです。
親は、ほとんどの場合、我が子の幸せを願って養育します。
少なくともそのつもりで教育をしているはずです。
その考えが 我が子の生き方を縛るなんて考えもせずに正しいと思い込んで教え伝えていることがほとんどだと感じます。 でも、親自身、我が子に良かれと思って伝えた教えであったり、親の親から伝えられたことを疑いなくそのまんま伝えたものもあります。
そしてもう一つ、親が子どもを離したくないがゆえに、故意にコントロールするがために施したものもあります。
子どもの頃は、そんなからくりを知らず、純粋に受け止め育っていくのです。
● 子象のおはなし ●---------------------------------------------------
サーカスで芸を教えられる小象は、杭に鉄の鎖でつないで置かれます。
はじめは逃げ出そうと一生懸命鎖を引っ張るのですが、そのうち無理だということがわかるとあきらめてつながれたままになるのです。
そんな小象も大人になるとその鎖を外して逃げるのにじゅうぶんな力を蓄えます。
でも、小象の時に「絶対に逃げられない!」という思い込みを植えつけられてしまい、大人になっても逃げないのです。
これは、単なる象のお話ではありません。
思い込みが限界を作っているというお話をわかりやすくしたもので、人にも例えられる話なのです。
あなたが意識しない内に刷り込まれた親からのメッセージがいつのまにかあなたの中に“思い込み”という形で根付き、あなたの考えを支配していることがあります。このメッセージは口に出して発せられものもあれば、態度で感じ取らせるもの、皮肉やイヤミという表現の裏に隠された暗黙のメッセージなども含まれます。
この“思い込み”という刷り込みから解放されるには、まずこの“思い込み”(色付のフィルター、透明の信念、枠)に気づき、車の運転で例えるとギアチェンジする必要があります。
ギアチェンジする前の思い込みはサイドブレーキという形で、あなたの中から発せられる重要なサインにストップをかけ 必要な時にそのサインがあなたに届かないようにしている可能性があるということです。
そのサイドブレーキを下ろすには、ちょっとばかり力が必要です。
そして、これを実行するのに年齢は関係ないのだと私は感じています。
あなたは10代で、まだ どっぷり親の考えのままに生きている状態かもしれません。
また、20代で、抜け出したいと思いながら、どうしようもなく身動きが取れない状態なのかもしれません。
また、30代、40代で疑いなく親の考えのまま生きてきて、最近生きづらさに気づいたばかりの状態かもしれません。
気づく時期はその人それぞれ、絶妙のタイミングで訪れるのでしょう。
ちょっと後ろを振り返り、あなたの今までの決断に「?」というものがあれば、そのタイミングが訪れたのかもしれません。
親という存在に対し、感謝し慈しみの思いを忘れてはなりません。
しかし、親の考えにコントロールされ、それに甘んじている必要はありません。
このコントロールはその親が亡くなってからでも威力を発揮し続けている場合も多いのです。
親の考えを一旦 外から眺め、あなた自身にとって本当に真理なのかを確認し、それを自分の考えとして捉え直してから使うことで、あなたの人生をあなたの足で歩くことになるんだと思うのです。